大阪府警福島署は、無免許で電動スーツケースを運転し歩道を走行していたとして、大阪市此花区に住む中国籍の留学生である30代の女性を書類送検されたニュースがありました。
電動スーツケースはハンドル、アクセル、ブレーキが装備されており、乗って移動するタイプのもので、電動スーツケースを用いた道交法違反としては国内初のケースです。
この件で、電動スーツケースは免許が必要なのか?疑問になる方も多いはずです。
今回この記事では、
・電動スーツケースに免許は必要なのか?
・使用する際の注意事項について調べました。
また電動スーツケースと同じような電動スクータ―は免許がいるかなど違いなども見ていきます。
▼機内持ち込み可能な電動スーツケース▼
電動スーツケースは免許必要なの?
電動スーツケースは最高速度は6km/hであれば、免許の必要ないとされています。
詳しく見ると、
2023年4月1日以降、最高速度が6km/hを超えないモードを持たない移動用小型車は、型式認定を受けることにより、認定シールを取得すれば合法的に歩道を走行することが可能となります。
最高速度は6km/h以上でとミニバイクと同じ8km/hになると原動機付き自転車に区分されるということなので、歩道で走行することはできません。
必ず免許は必要です。
今回この女性は免許を持っておらず、また乗っていたスーツケースは最高時速13キロが出るものだったため、無免許で初摘発されました。
電動スーツケースは楽に移動でき最高速度は6km/hであれば免許がなくても、乗れますが事故にもつながりやすいので使用する際は細心の注意を払って、使うようにしましょう。
電動スーツケースの注意事項
電動スーツケースを使用する際には、安全かつ適切に扱うためのいくつかの注意事項を考慮する必要があります。
以下は主なポイントです。
- 法律と規制の確認:
- 使用する国や地域の法律や規制を確認し、電動スーツケースの使用が合法かつ適切な場所で行うことが重要です。特に公共の場所や歩道での使用には注意が必要です。
- 速度管理:
- 電動スーツケースの速度が適切に設定されていることを確認し、混雑した場所では特に低速で運転することが安全です。
- バッテリーの取り扱い:
- バッテリーは適切に充電し、長期間使用しない場合は適切に保管することが重要です。また、バッテリーの劣化に注意し、必要に応じて交換を行うこと。
- メンテナンス:
- 定期的にスーツケースのブレーキ、タイヤ、ハンドルなどの部品の点検を行い、必要に応じて修理や交換をすることで安全を確保します。
- 荷物の積載:
- 荷物を過剰に積み込むとバランスが崩れたり、操作が困難になる可能性があります。荷物の重量と分布に注意し、スーツケースの指定容量を超えないようにします。
- 操作の練習:
- 初めて使用する場合や不慣れな場合は、人のいない安全な場所で操作の練習を行い、スーツケースの扱いに慣れることが重要です。
- 周囲の安全への配慮:
- 周囲の人々や障害物に注意を払い、安全な距離を保ちながら運転すること。特に子供やペットが近くにいる場合は、特に注意が必要です。
これらの注意事項を守ることで、電動スーツケースの使用をより安全かつ楽しむことができます。
電動キックスクータは免許必要?電動スーツケースとの違いは?
電動キックスクータは免許必要?電動スーツケースとの違いは?についてみていきましょう。
電動キックスクーターの免許要件
電動キックスクーターの使用に関しては、国や地域によって異なる法律や規制が存在します。
一般的に、電動キックスクーターは自動車やバイクのような免許が必要とされることは少ないですが、以下のような点で規制があります。
- 速度制限:最高速度が一定の速度(多くの地域で25km/h前後)を超える場合、使用が制限されることがあります。
- 使用場所:歩道や自転車道、車道のいずれで使用できるかが規定されています。
- 安全装備:ヘルメットの着用義務や夜間走行時のライト装備など、安全関連の規制が設けられている場合があります。
電動スーツケースの免許要件
電動スーツケースについても、免許が必要かどうかはその特性や使用される環境に依存します。通常、低速で運用されるため、免許が必要ないことが多いですが、公道での使用には制限がある場合が多いです。
使用前に地域の交通法規を確認することが重要です。
電動キックスクーターと電動スーツケースの違い
電動キックスクーターと電動スーツケースは、以下の点で異なります。
設計と用途
電動キックスクーターは立って乗るためのデザインがされており、比較的速く移動するために使用されます。一方、電動スーツケースは主に荷物運搬の補助として使用され、座ることもできるデザインが一部にあります。
速度とパワー
電動キックスクーターは電動スーツケースよりも高速でパワフルなモーターを搭載していることが多いです。
規制の厳しさ
電動キックスクーターは交通の一部と見なされることが多く、より厳しい規制の対象となることが一般的です。
電動スーツケースと電動キックスクーターを使用する際は、それぞれの機器に適した安全対策と地域の法規を遵守することが重要です。
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