2007年10月、兵庫県加古川市に住む小学2年の鵜瀬柚希さん(当時7)が刺殺された事件に急展開がありました。
ここで浮上している犯人が、岡山県で起きた別の殺人事件で無期懲役判決が確定している勝田州彦容疑者。
2024年11月6日に、兵庫県警の聴取で加古川の事件に対し関与をほのめかす供述をし認めていることが判明ました。
勝田州彦容疑者はどんな人物なのでしょうか。
勝田州彦容疑者の衝撃の犯行動機もまとめました。
- 勝田州彦容疑者はどんな人物
- 勝田州彦容疑者の衝撃の犯行動機勝田州彦容疑者
- 勝田州彦容疑者の自宅住所
- 勝田州彦容疑の逮捕歴
【事件概要】加古川小2殺人事件発生!
2007年10月16日に兵庫県加古川市別府町で発生した殺人事件「加古川小2女児殺人事件」がありました。
事件発生当時7歳で、「市立別府小学校」に通う小学2年生の鵜瀬柚希(うのせゆずき)ちゃんが犠牲になるという悲しい事件。
鵜瀬さんは07年10月16日午後6時ごろ、家の近くの公園から帰宅した直後、玄関前で左胸と腹を刃物で刺され、病院で死亡した。兵庫県警は捜査を続けていたが目撃情報や物証が乏しく難航していた
(引用:Yahoo!ニュース)
鵜瀬柚希ちゃんは、2007年10月16日午後6時頃公園から自転車で帰宅後、何者かに玄関前で左胸と腹を刃物で刺されました。
犯行時間わずか1分。
家族が悲鳴を聞き、路地に出ると鵜瀬柚希ちゃんが血を流し倒れていたといいます。
第一発見者である母親の通報で、2分後に消防が到着し、病院にすぐに搬送されました。
このとき鵜瀬柚希ちゃんはまだ意識があり、犯人について「大人の男の人」と答えたそうです。
その後、病院に搬送されましたが死亡が確認されました。
また、事件発生時鵜瀬柚希ちゃんの自宅西側では、
- 福祉施設の職員らが市道工事を行っていたこと
- 家の南側では住民が畑仕事をしていたこと
確認されています。
自宅周辺には人がいたことで警察は「待ち伏せるにしても、通り魔的に襲うにしても難しい」と判断に…
しかし自宅東側には高い植え込みなどで死角になる場所があることが判明。
おそらくそこに犯人が隠れていた可能性は十分考えられます。
そんな状況の中でも、警察はこれまで延べで3万7千人の捜査員と共に、聞き込みなどを続けてきましたが、有力な手掛かりや情報が得られることが無く15年の月日が経ってしました。
犯人が捕まらない日々を送っている遺族の気持ちえお考えると、胸がえぐられる気持ちです。
【顔画像】勝田州彦のプロフィール
(出典:デイリー新潮)
項目 | 詳細 |
---|---|
名前 | 勝田州彦(かつたくにひこ) |
生年月日 | 1978年12月31日 |
出身地 | 兵庫県加古川市新在家 |
身長 | 170cm |
勝田州彦の家族構成と生い立ち
勝田州彦容疑者は、父・母・姉の4人家族です。
兵庫県警の警部を務める父親と、同じく兵庫県警に勤務する母親のもとで育ちました。
つまり、彼の両親はともに警察官だったのです。
10歳以上年の離れた姉が一人おり、待望の男の子として生まれた勝田さんは、「クニちゃん」と呼ばれて両親から愛情を注がれながら育ちました。
勝田州彦の学歴・資格
高校は水泳が得意だったことから、私立男子校の市川高校に推薦で入学。
高校卒業後、勝田さんは海上自衛隊に入隊しました。
しかし厳しい規律に適応できず、集団生活にも馴染めなかったため、わずか半年で除隊しました。
その後、大阪外語専門学校のキャビンアテンダント・エアライン科に入学し、エアポートスタッフを目指しました。
専門学校を卒業後、アメリカへ短期留学しましたが、帰国後は郵便局、運送業、パチンコ台の組立工、現金輸送車の運転手など、さまざまな職業を転々としていました。
しかし、彼が全く努力をしていなかったわけではありません。
彼のフェイスブックアカウントの情報によると、就職のために資格取得の勉強に励んでいたことが伺えます。
彼は
- 中型免許
- フォークリフト免許
- クレーン・デリック運転士免許
- 乙類4種危険物取扱者
- 甲種防火管理者など
さまざまな資格を取得しています。
そして、逮捕される直前の2014年には、製造メーカーで働いていたようです。
勝田州彦の自宅住所は?
勝田州彦容疑者の自宅住所は、最も詳細なもので実家は兵庫県加古川市内にあることが判明しています。
鵜瀬柚希ちゃんが刺殺された現場から勝田容疑者の自宅は3キロほどしか離れていなく、公園や子供が多くいるところを視察していたかもしれませんね。
勝田州彦容疑者の犯行動機がヤバすぎた
勝田州彦容疑者の犯行動機はまだ明らかになっていません。
今回の犯行動機は明らかになっていませんが、過去の事件の裁判記録には衝撃な事実が記されていました。
勝田容疑者は、自分の腹をナイフ、彫刻刀で刺して血を見ながら、好きな少女、女児が血を流していることを思い浮かべ、自慰行為に及んでいたという。
ところが、精神科に入院するなどして、自分の腹を刺すことができなくなり、実際に少女や女児の腹を刺して、その苦しむ姿や血を見て自慰行為をしようとして勝田容疑者は、街中を2時間以上も徘徊。制服姿の好みの中学3年生の少女をみつけ、ひとけのない細い道で待ち伏せして、少なくとも5回、クラフトナイフを突き刺すことで「快楽を得ていた」と法廷で明かされた。
(引用:https://dot.asahi.com/articles/)
自分の快楽に、何の罪もない幼い命が狙い傷つけ、そして命を奪うなんて絶対に許されるべきではありません。
勝田州彦容疑者の逮捕歴
2000年 逮捕
2000年に兵庫県内で女児を殴るなど、暴行を加え、逮捕されました。
その時は、10件を超す暴行の余罪を認めていた。
2009年 逮捕
2009年7~10月には兵庫県の姫路市、三木市、太子町で、小学1年から高校3年の少女計5人の腹部をすれ違いざまに殴るなど事件を起こしています。
そのうちの1人の女児は内臓から出血するほどのけがを負わせています。
懲役4年の実刑判決を受けています。
2015年 逮捕
出所後2015年5月には兵庫県姫路市で中学3年生の女性をナイフで刺し、再び逮捕。
傷は肺にまで達するほど深く刺されていました。
懲役10年の実刑判決が言い渡され、岡山刑務所で現在服役中です。
岡山刑務所に服役中だった2018年5月30日、岡山県津山市の当時小学校3年生だった筒塩侑子(つつしおゆきこ)ちゃん殺害を自供し逮捕。
【最新】2024年 鵜瀬柚希ちゃん事件の関与認める
2006年から2007年にかけて兵庫県加古川市とたつの市で、小学生の女の子2人が刃物で刺されて死亡するなどした2件の未解決事件について、岡山県で別の女の子を殺害したとして服役中の45歳の受刑者が、関与を認めていることが捜査関係者への取材でわかりました。
(引用:NHK)
17年間未解決だった事件がに急展開があり、現在兵庫県警はこのうちたつの市の事件について近く殺人未遂の疑いで逮捕する方針とありました。
追記:再逮捕
11月7日、殺人未遂の疑いで逮捕された勝田州彦(かつた・くにひこ=45)容疑者は、2006年、たつの市で女の子(当時9歳)を殺害しようとした疑いがもたれています。
(引用:Yahoo!ニュース)
捜査の過程で、勝田容疑者は2007年に加古川市で発生した事件への関与を認めたとされています。
この事件では、小学2年生の女の子(当時7歳)が、自宅前の路上で胸や腹を刃物で刺されて命を奪われるという痛ましい出来事が起きていました。
まとめ
2007年10月、兵庫県加古川市で小学2年生の鵜瀬柚希さん(当時7歳)が自宅前で刺殺された未解決事件に進展がありました。
岡山で別の殺人事件を犯し無期懲役中の勝田州彦容疑者が、この事件への関与を認めたのです。
当時、現場周辺には人が多く、待ち伏せや通り魔的犯行が難しい状況でしたが、警察は事件後も捜査を継続していました。
勝田容疑者はこれまでにも複数の暴行や殺人事件を起こしており、その犯行動機は許されるものではありません。
現在、警察はさらなる詳細を調査中です。